昨日、クライアントの社員さんが外部への提案資料づくりに苦労しているっていうんで、相談に乗ってあげたんだが、気づいたことがあった。

「僕が思うに、これ、もしかして、資料が足りないんじゃないの?」

「いやぁ、そうかもしれないんですが、○○社の担当者からは、これしか渡されなかったんです」

「だったら『頂いた資料を元に検討しているうちに、資料が足りてないように思えますが……』とか言って、引っ張りだせばいいんだよ」

「あのぉ、もしかすると、足りない資料でもって、私らがどれだけ提案してくるかを見てるという可能性がありませんか?」

「あのねぇ、クイズじゃないんだから、100%それはないよ。渡した側にしてみたら『追加資料の催促が全然ないけど、大丈夫かな』って今頃思っているかもよ」


外部環境や資金などのように、自らのコントロール下にない制約条件に負けないよう努力するんだったらステキだが、今回のケースは、仕事のやり方が稚拙で、それが原因で自ら制約条件を生み出しているわけだ。


「ちょうどいいコミュニケーションのタイミングだから、今はリサーチ事項のリストアップに集中して、次回はヒアリングのアポを取ったらいいよ」

「うわぁ、ありがとうございます。私ら、最初から提案書のまとめに取りかかろうとしてました。道理で筆が止まると思いました」


仕事のやり方へのちょっとしたヒントを与えることで、彼らの顔が少し明るくなった。