きょうは、写真ナシ^^
でも、とても大切なお話し。
人は、自分自身の今の生き方に迷ったとき、どうしたら良いか……を話したい。
例えば、立志したにもかかわらず、道半ばで挫折してしまいそうな人がいる。
「やっぱ、私には無理だったのよ……」
確かに、苗を植え、雑草を取り、肥料を与え、大事に育ててきた稲穂が、刈り取り前に、暴風でなぎ倒しになってしまったら、呆然と立ち尽くすしかないだろう。
しかし、米づくりに志を立てたなら、また来年のために、苗を植えるのだ。淡々と。
難関な試験を目指している人など、雌伏の時期が長く続き、辛いであろう。
でも、志が本物なら、耐えるのだ。続けるのだ。
あるいは、これまでの志を立て直して、新たな道を目指すべきと感じている人がいる。
しかし、心は過去に囚われて、新しい一歩が踏み出せない。
「だって、ここまでやってきたのに、今さら引くに引けないじゃん……」
上がると思った株を何年も買い続けたが、ある年の決算発表で大赤字が判明し、ストップ安の連続で大きく含み損が出たとしたら、次の株価上昇まで塩漬けにするんじゃなく、その時あっさりと損切りするのがいい。
そして、残った手元資金で、また新たな銘柄を探せばいいのだ。
難関な試験に10年をかけて結果が出なければ、あっさり撤退するのも素晴らしい決断だ。
そのとき、見つめるべきは、既に未来なのだ。
ただし、このとき、まだ見ぬ未来への不安が早くも恐怖へと変貌し、身動きが取れない場合もある。
「だって、もう遅いじゃん……」
人生は、80年時代。
遅いということはない。
たとえ、きょうの一日限りだって、昨日亡くなった人が、どうしても生きたかった一日なのだ。
きょうから、また始めよう。